Match —— 表をまたぐ参照
共通のキーで別の表から列を引き寄せます。パネルの手順、複数行が一致したときの扱い、書かれる xlookup と sumif、そして VLOOKUP に 4 点すべてで勝っている理由。
このマニュアルの日本語は解説文です。アプリの画面表示は英語のため、メニュー名・ボタン名・エラーメッセージは画面どおり英語で表記し、スクリーンショットも英語画面のものを使っています。

こういう場面
部品リストに各部品の在庫残が欲しいが、数量は入出庫の表にある。顧客表に「最終受注日」の列が欲しいが、受注は別の場所にある。共通しているのは —— 2 つの表に同じ内容の列(部品番号、顧客名)があり、それを手がかりに何かを引き寄せたい、ということです。
パネルの手順
ツールバーの Match:

パネルの見出しは CrossTable — Retrieve fields from another table。番号付きの手順が 5 つあります。
- CrossTable —— 左が Source table(選ぶか Upload file)、右が Destination table で、既定は現在の表です。
- Select the common field in both tables —— 参照元のキー、
=、落とし先のキー。Add condition で組を足せば「部品番号が同じかつ倉庫が同じ」になります。 - Select the fields to copy from the source table to the destination table —— 欲しいものにチェックを付けるか Select all fields、Add で行を足します。それぞれに複数行が一致したときどうするかのドロップダウンが付いています。
- Newest —— 一致した中でいちばん新しい行の値を採る(既定)
- 合計・件数など —— 一致した全行を集計する。Tools のカードに書かれている「表をまたぐ Sumif / Countif」はこれのことです
- Preview —— 右側に結果が出ます。
- Apply —— 落とし先の表に数式列が増えます。
書かれる数式
単一の値なら xlookup:
xlookup(AB2, AA3, AA6)
表 AB で:この行の AB2 を取り、AA の AA3 の中から探し、その行の AA6 を返す
集計なら sumif / countif:
sumif(AA6, AB2 = AA3)
どちらも数式バーに出て、編集できます。
VLOOKUP と比べて
| VLOOKUP | ここの Match |
|---|---|
| キーは参照範囲のいちばん左の列でなければならない | どの列でもよい |
| 値を列番号で取るので、列を挿入すると全部ずれる | 値を列コードで取るので、移動しても改名しても変わらない |
| 最初に一致した 1 件だけを返す | 最新、または一致した全件の合計 / 件数 / 最大 / 最小 |
| 数式を下へドラッグする必要がある | 列に載るので、新しい行は勝手に計算される |
キーがないと #N/A |
キーがないとセルが空になる |
何も一致しないとき
- キーが同じに見えて実は違う:片方に空白、全角文字、大文字小文字の差がある。参照元に
upper(trim(AA3))の列を足して、それをキーに使ってください。 - 片方が数値でもう片方がテキスト:
0012と12。列の型を揃えます。 - 日付のキー:片方が
2026-09-03でもう片方が2026/9/3。先にdateformatで揃えます。
パネル上部の Ask AI は、2 つの表に共通する列がどれかを提案してくれます。