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基本概念

表は列で組み立てられている —— 列・列コード・行

更新日 2026-09-04 · 約 1 分 · デスクトップ版 macOS 0.0.9 / Windows 0.0.7 に対応

ここでの表は Excel のキャンバスというより、データベースの表に近い振る舞いをします。1 列が 1 種類のデータで、型と列コードを持つ。1 行が 1 件のレコード。これが分かると、数式もビューも表の連結もすべて素直に読めます。

このマニュアルの日本語は解説文です。アプリの画面表示は英語のため、メニュー名・ボタン名・エラーメッセージは画面どおり英語で表記し、スクリーンショットも英語画面のものを使っています。


1 列は 1 種類のデータ

Excel ではどのセルにも何でも置けます —— タイトル、注記、数値、結合されたブロック。ここでは違います。1 列は 1 種類のデータです。Amount は全部数値、Date は全部日付、Region は全部テキスト。

ここから直接 2 つのことが決まります。

  • 見出しはつねに 1 行目で、1 つだけです。「タイトルが数行あって、空行があって、そのあとに見出し」という構造はありません。
  • 結合セルは存在しません。取り込みプレビューに Merge RowsMerge FieldsAuto Merge Rows があるのは、2 段の見出しを入ってくる前に 1 段へ縫い合わせるためです。

1〜2 日は窮屈に感じますが、そのあとで何と引き換えだったかが分かります —— 列まるごとに効く数式、自由に作れるビュー、互いにつながる表。キャンバスの上ではどれも成り立ちません。

列には型がある

どの列も Field Type を 1 つ持ちます。保存のされ方、表示のされ方、どんな計算に参加できるかがこれで決まります。

用途
Text 既定。名前、伝票番号、メモ
Numeric 小数桁、桁区切り、単位。合計や平均が取れるのはこの型だけ
Percent 1 = 100%、0.5 = 50%
Checkbox はい / いいえ
Date 年月日、または時刻付き
Dropdown あらかじめ決めた選択肢から選ぶ。選択肢ごとに色を付けられる
Attachments & Media 行にファイルをぶら下げる
QR Code この列の内容を QR コードとして描画する

型は 8 つ。見出しのドロップダウンの Field Type から選びます(添付ファイルの編集欄には Action のスイッチもありますが、あれは添付型の下位オプションで、9 つ目の型ではありません)。

型は取り込み時に内容から一度だけ推測されます。外れていたらここで直します。いちばん多いのは金額の列がテキストとして読まれることです —— 合計が 0 になったら、まずここを見てください。

列コード

表には 2 文字のコードが付き(作成順に AAABAC…)、列にはその表の中での番号が付きます。合わせたものが列コードです。AA2 は表 AA の 2 番目の列。

AA1 はつねにシステムが管理する # の主キー列なので、実際の 1 本目は AA2 から始まります。

コードは各見出しの左上にあります。これが重要なのは、数式が参照するのは名前でも位置でもなくコードだからです。

  • 「Amount」を「Order amount」に変えても、それを参照している数式は一切影響を受けません。
  • 列を別の場所へドラッグしても、数式は動き続けます。
  • 表をまたぐ参照も同じ簡単さです。表 AB の中で AA6 と書けば、それは表 AA の 6 列目です。

「誰かが列を挿入したせいで VLOOKUP が全部ずれた」という Excel の事故は、ここでは起こりようがありません。

Region (clean) を選んだ状態。数式バーにその列の数式が出ている
Region (clean) を選んだ状態。数式バーにその列の数式が出ている

行は 1 件のレコード

行はレコードであること以上の意味を持ちません。新しいデータは上に入るので、表を開くとつねに最近追加されたものが先に見えます。別の順で見たければビューで並べ替えます —— 変わるのは表示だけで、データは動きません。

行が単なるレコードである以上、「5 行目の金額」を参照するという発想はここにはありません。数式が記述するのは列と列の関係であり、それはどの行でも等しく成り立ちます。これが次のページの話です —— 数式は列に属する。

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