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基本概念

数式はセルではなく列に属する

更新日 2026-09-04 · 約 1 分 · デスクトップ版 macOS 0.0.9 / Windows 0.0.7 に対応

1 列に 1 つ数式を書けば全行が計算され、あとから増えた行にも同じように効きます。Excel との最大の違いはこれで、明細表の変更が集計表に現れる理由でもあります。

このマニュアルの日本語は解説文です。アプリの画面表示は英語のため、メニュー名・ボタン名・エラーメッセージは画面どおり英語で表記し、スクリーンショットも英語画面のものを使っています。


一度書けば、全行に効く

Excel では数式はセルに宿ります —— C2 = A2 * B2 —— そして C 列を下へドラッグします。来月 300 行増えればまたドラッグし、誰かが途中に行を挿入すればその行は空のままです。

ここでは数式はに宿ります。

AA8 = AA6 * AA7

「8 列目のどの行も、同じ行の 6 列目 × 7 列目に等しい」と読みます。いま入っている 38 行にも、明日貼り付ける 300 行にも同じように効きます。下へのドラッグはなく、取り残される行もありません。

生の列には触らず、きれいなほうを派生させる

数式が列まるごとに効く以上、データ整形の正しいやり方は元を編集せず、数式列を足すことです。

  • Region に余分な空白と大文字小文字の揺れがある → UPPER(TRIM(AA4)) を足す
  • 日付が 2026-09-28 で、月単位で集計したい → LEFT(AA2, 7) を足す
  • Status が 3 通りに書かれている → IF(UPPER(TRIM(AA7)) = "PAID", "Paid", "Unpaid") を足す

生の列は残るのでいつでも突き合わせられますし、きれいな列は計算値なので来月の乱れも自動的に整います。サンプルワークスペースの 4 本の数式列がまさにこれです。

Sales orders の表。生の列のあとに fx の数式列が 4 本
Sales orders の表。生の列のあとに fx の数式列が 4 本

書き方は 3 通り

  1. 数式パネル(ツールバーの Sumif / Match / Split / Merge / if):番号付きの手順を進めると、パネルが数式を書いてくれます。できあがるものは列に載り、数式バーに出ます —— 見えるし、直せます。
  2. 手で書く:見出しをクリックして列を選び、数式バーに打ち込みます。色分けと関数の補完が効きます。Formulas に全関数が分類と例つきで並んでいます。
  3. AI に書かせる:やりたいことを一文で説明すると数式が返ってきて、同じ数式バーに入ります。あとは自分で確かめます。AI は有料機能で、自分の API キーが要ります。

どの道を通っても、できあがるものは同じです —— 1 つの列に載った 1 つの数式。パネルは別系統の仕組みではなく、単に速い書き方です。

数式列は読み取り専用

数式列の値は計算されたものなので、手では編集できません。編集できたとしても次の再計算で上書きされます。手で管理したくなったら数式を消してください。その列は普通の列に戻ります。

計算は非同期です

数万行を取り込んだ直後や、表をまたぐ数式を作った直後は、数式列が埋まるまで数秒かかることがあります。その間は空ですが、それは誤りではありません。少し待つか、ページを更新してください。

参照は 2 種類

  • 同じ表の中:AA6 * AA7。同じ行の列どうし。
  • 表をまたぐ:SUMIF(AA6, AB1 = AA9) —— 表 AB の中で、表 AA を「AA の月がこの行の月と等しいもの」で合計する。表をまたぐ参照が表の連結の材料です。次のページで表・ビュー・ダッシュボードを、その次で連結を扱います。
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